委員長 梅本 大輔
委員会方針
公益法人は、不特定多数の方々の利益の増進に資するよう、満たすべき基準が設けられています。第一に公益に資する活動をしているかという「公益性」、第二に公益目的事業を行う能力・体制があるかという「ガバナンス」です。公益社団法人へと移行し最初の通年であった昨年度は、移行前の組織運営や事業展開を活かしながら、新公益法人制度への対応がなされました。
本年度は二つの基準を満たす団体であることをより強く意識し、ガバナンス強化に向けた定款・諸規定の検証を行い、組織のさらなる進化につなげます。さらには、実施する公益目的事業が、不特定多数の利益増進に資するかどうかに重きを置き、事業内容の精査、コンプライアンス及び会計面の適正さをチェックすべく、財務審査会議を運営いたします。厳格な財務審査会議の運営により、事業構築や予算計画の重要性を再認識いただくと共に、財務審査会議以降の諸会議における無駄を排除し、効率的で有意義な組織運営の確立を目指します。
また、公益社団法人の責務として、災害時に何をなすべきかという備えが必要不可欠だと考えます。2008年7月に発生した南砺市の豪雨災害では、甚大な被害をもたらしましたが、復旧活動を行うメンバーの姿を多く目の当たりにし、感謝と感動を覚えたものです。志高きその活動をより連携のとれたものにすべく、多業種の集まりである青年会議所のネットワークを活用し、災害時における対応マニュアルを策定いたします。また、有用な災害ネットワークを構築し、これらをメンバー間はもとより、行政や他団体にも広く周知することで、となみ野や近隣地域における有事の際に組織として迅速で適切な対応ができる体制を築きます。
叡智を積み重ね、聡明な団体へと昇華すべく、未来への歩みを共に進めましょう。
事業計画
1.災害ネットワークセミナー
全会員に災害時対応マニュアル及び災害ネットワークを周知し、有事における組織体制を確立する。