委員長 野村昌浩
委員会方針
私たち日本人は、誠実さや勤勉さ、互いを思いやり協調する「和の精神」を大切にし、長い歴史を通じ、世代を超えて継承してきました。しかし、ここ数十年の間に、これらを継承すべき大人のモラルや教育力の低下が進み、良き伝統や文化が急速に失われ、社会全般での「道徳」が見失われているように感じます。さらには、子供たちが地域の大人や異年齢の子供たちと交流する場が減少しているなど、子供がはぐくまれる環境にもひずみが生じています。こうした状況だからこそ、徳育を充実させることが必要です。
本年度、青少年育成委員会では地域社会の徳育を推進する事業を開催します。私たち大人が今の子供たちを取り巻く環境を把握し、道徳教育の必要性を学んでいただき、地域の大人の意識が変わり、子どもの徳育の当事者であるという意識を有することで、地域の徳育を推進します。
また、公益社団法人となみ青年会議所が継続して行っている青少年育成事業の「わんぱく相撲となみ野場所」を本年度は公開例会として開催します。となみ青年会議所メンバーはもちろんのこと、地域住民の方にもより多く参加していただけるよう企画・運営し、真摯に相撲に取り組む小学生を応援していただきます。そして、参加する小学生は相撲を通じて、我が国古来の良き伝統や文化や学び、「勇気・思いやり・諦めない」の精神と、身体の修練を図ることにより、聡明な心と健やかな体が成長すると確信しております。さらに、本年度は21回目を迎えるわんぱく相撲富山ブロック大会がとなみ野で開催されます。歴史あるこの大会に携われることを誇りに思い、心の緒を締めて大会を運営します。
大人の意識が変わることが、聡明な子供たちの笑顔につながります。心の緒を締めて活動してまいりますので、皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いします。
事業計画
1.地域社会の徳育を推進する事業の開催(10月)
大人が子供の道徳性をはぐくむことを学べる徳育を推進する例会の企画・運営。
2.「わんぱく相撲となみ野場所」の企画・運営(5月)
となみ野の小学生を対象に、相撲を通して「勇気・思いやり・諦めない」の精神と身体の修練を図ることのできる「わんぱく相撲となみ野場所」を公開例会にて開催する。