理事長所信
1.はじめに
青年会議所メンバーは、昭和40年生まれ以降で構成する時代に入りました。俗に言う「新人類」世代の到来です。我々の世代はいわばテレビ、アニメーションの世代であり、旧来からの価値観に囚われない新しい感性や価値観を持つ世代が、これからの日本を創っていこうとしています。
そして、混沌とした今の時代に経済・社会情勢への対応、地域アイデンティティーの確立、国家的・国際的視野での行動、地球環境への配慮など、今我々は多くの課題を突きつけられ、新たな行動を求められています。
しかし、私たちの世代がかつて経験した事のない不況の中で、一人ひとりが苦しんでいることも現状であります。都市部では、景気回復の兆しが見えてきたようでありますが、この「となみ野」では、まだ出口の見えないトンネルの中にいるように思えます。
この様な状況を打破する為にも、我々は使命感をもち、今まで培われた能力・力量を発揮しながら、知恵を搾り出し、方法、技術を考え、となみJCの目的である、 明るい豊かな「となみ野」の実現 に向かって、積極的に行動 しましょう。
2.2005年という年を迎えて
となみJCでは2001年に社団法人となみ青年会議所2000年代運動指針「新世紀の 礎 ( いしずえ ) 」を 掲げました。これは過去30年の長きにわたり、多くのシニアメンバーや地域の方々が築き上げられた活動・運動を礎にし、今後の運動の在り方や方向を示したものであります。 そして 私達は、この運動指針を基にして現在まで活動・運動を展開してまいりました。
日本JCにおいても2000年代運動指針が策定され、2005年は折り返し地点と表現しております。我々もこの年に今一度、進化と継承を軸に、変えなければいけないものと変えてはならないものを見つめなおす時期に入っていると思います。
3.活力ある「となみ野」経済の創出
私たちは、JCで得た多くのノウハウを活かし、様々な社会問題についてでも、企業として積極的に取り組み、また、多業種に携わる会員それぞれの個性を活かすことにより、自身の経営資質の向上と新たなビジネスチャンスの創出に取り組んでいかなければいけません。
経営資質の向上と言ってもさまざまな課題があります。再度、基本から勉強する必要があるのではないでしょうか。分かっているようで実は全然分かっていない事も多くあるように思います。不況の中で、会員同士が経営の話しに対して、本音で相手の経営状況までも入り込めないのは言うまでもありません。しかしながら共通のテーマで講師を呼び、議論していくことは出来ます。その中で再度、変えなければいけないもの、変えてはならないものを認識し行動することが必要です。
JCは、業種を超えた若きリーダーの集団です。そこには、例会での講師を始め、様々な社会経済の動きや国際的な変化、新しい技術についても分野を問わず知り得る機会や様々な人々とのネットワークの機会もあります。その中でテーマを絞り込み自分達の企業の中で広め、ノウハウを提供しあえば、協力も出来ますし、それぞれの違った視点の考え方が、互いの企業における新たな展開のきっかけとなるでしょう。
世の中には、いろいろな壁があります。経営・指導力開発・環境等から自らの会社を考え直すための研修をすることで、その壁を越える努力をしていきましょう。
4.公共心にあふれ、魅力ある「となみ野」の継承
自分がどこ に 生まれたのかはそれぞれの生き方に大き い 影響 があります。 自分を育んでくれた郷土というバックボーンをしっかり検証し、自信と誇りを持ってこそ初めて「生きる力」がみなぎるのです。
自分が生まれ育った地域はどのようなところなのか、この地域で何をしたいのか、何をすべきなのかを今一度考え、個々の意識を地域に向けさせることで、自分自身の存在に誇りをもっていけると考えますし、それが自立につながっていくと思います。
自立をするためには、文化や歴史を基盤として育まれる「アイデンティティー」。周囲の人があって自分があるという「公共心」。地域を愛することから生まれる「たすけあいの心」。そしてすべての行動や言動において自己責任があるという「問題意識」。それら 4 つのキーワードを持つことが必要だと考えられます。先人達は、それらを脈々と育て、受け継いできました。これからも個人と地域が秩序と調和を維持していくことにより、自ずとリーダーが生まれ、また地域を愛し、思いやりのある心が育つ風土が形成されていくと考えます。
当然、我々も次の時代を担う子供たちに、魅力ある「となみ野」を継承していかなければなりません。挨拶を基本とし、我々が自ら率先して行動することで、子供たちに多くを語らずとも背中で語る「生きる力」を示していきましょう。
5.住民主体の「となみ野」づくり
2005年は、全国的に平成の大合併を迎える年であり、それに伴った新しい枠組みでの選挙が行われております。となみJCは1市5町4村で構成されていましたが、砺波市と南砺市が誕生し2つの市での構成として生まれ変わりました。しかし、我々JCは変わることなく、これからも、地域に根ざした運動を行い、地域の将来像を描き、市民と共に創りあげていく実りある運動が大切だと思います。
となみJCでは、それぞれの地域にコミュニティーがあります。そこでの活動を通して、地域の人々とのつながりをサポートすることにより、安心して生活できる環境を形成することが必要です。
社会のどんな枠組み においても 、それは私たち一人ひとりの集合体です。 私たちが 変わることなく、社会を変えることは出来ないでしょう。 個人の参加意識を高め、地域の将来像について、しっかりと議論を重ねることが大切です。その中で効率だけでは計れないもの、いわゆる変えてはならないものも当然あります。効率化と泥臭い部分にはまさに 変えなければいけないものと変えてはならないもの があり、それを見極め、自らの地域は自ら でつくるという意識改革が必要です。
明るい豊かな「となみ野」の実現の明るい豊かなとは、幸せと夢だと思います。幸せとは、買うものではなく創るものであり、夢とは育むものであると思っております。そして豊かさとは、笑っている時間の長さを示すものではないでしょうか。
地に足をつけ、顔を上げ、前を向いて・・・
6.未来に向け責任ある会員拡大
過去を振り返って見て下さい。我々の先輩たちが今、地域においてどのくらい活躍しているのだろう。政治・経済・地域において青年会議所こそ、もっとも多くの優れた人材を生み出している団体です。諸先輩の作られた歴史に感謝し、誇りを持って胸を張ってひとりでも多くの青年にJC運動を伝えなければいけませんし、我々にはその責任と義務があります。
青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うものであります。優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、安易を振り捨てる冒険心、これらを常に持ち続ける 様相が 青春であると私は思います。つねに謙虚な気持ちで「一生勉強・一生青春」 し、 JC活動・運動に取り組み、自信を持って「JCは日本最大の青年の学び舎」なんだと伝え、会員拡大に努めていきましょう。
7.JCI、日本JC、地区、ブロック、及び出向者への支援と勉強
JCI、日本JC、北陸信越地区協議会、富山ブロック協議会には多様な出向の機会があります。待ち受けることなく、積極的につかみとってください。そして出向者が持ち帰ってきたものが今後のとなみJCにとって血となり肉となるのです。
本年となみJCでは、わんぱく相撲富山ブロック大会を主管させていただきます。当然わんぱく相撲となみ野場所も開催し、その後富山県全体から勝ち抜いてきた子供たちが、一同にとなみ野の地で競います。みんなで盛り上げていきましょう。
また、支援をしていく上で様々な箇所での事業をただ伝えるのではなく、勉強し報告できる活動でありたいと考えております。
8.おわりに
人 生 八 変 化
自分が変われば思考が変わる
思考が変われば言葉が変わる
言葉が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
運命が変われば人生が変わる
(ありがとう HUMAN WARE PASSPORT 清水英雄より)
光り輝くとなみ野を創造し、次代に繋ぐ架橋となる活動や運動を展開していきましょう。
ちょっと無理するから成長もできます。力と技と心意気を胸に・・・
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