社団法人となみ青年会議所 2001年度理事長所信

2001年度理事長  藤森 武義

はじめに

 

 新世紀を迎え、その幕開けは、私たちが子供のころ夢見ていたものとは少し違ったようです。バブル崩壊以来の景気の低迷、環境破壊による地球の温暖化現象、少年犯罪の凶暴化・低年齢化、少子化による高齢化社会等、多くの問題と共に時代は20世紀から21世紀へと移ってまいりました。

 私たち青年会議所メンバーは、20才から40才までのその時代を託された責任世代です。これらの諸問題は、いま私たちがひとつひとつ解決していかなければ、小さな問題から大きな問題へと変化し、自分たちの子供の時代、そして孫の時代へと推移していきます。

 今、私たちがやらなくてはならないことは地域を、そして未来を変革することです。

 それにはまず、メンバーひとりひとりが自分自身を変革しなければなりません。

 本年を社団法人となみ青年会議所の新世紀への変革元年と位置づけたいと思います。

 〜自分が変われば周りが変わる。周りが変われば、地域が変わる〜

  さあ、まずは自分自身の変革からはじめましょう!メンバー一丸となって。

 

21世紀の社団法人となみ青年会議所の「礎」

 

 社団法人となみ青年会議所が現在あるのは、過去30年の長きにわたり、多くのシニアメンバーそして地域の方々が築き上げてきた「礎」によって支えられてきたからにほかなりません。

 昨今は第3の変革期といわれ、社会構造が大きく変化しようとしています。砺波広域圏においても例外ではありません。地方分権一括法による地方自治の在り方の変化、東海北陸自動車道の全線開通による交流人口の大きな変化など、私たちをとりまく環境は大きく変化しようとしています。このことは、私たちの活動にも多大な影響を及ぼすものであります。将来を見据えた活動が必要になるだけでなく、今後さまざまなかたちでの対応、変化が求められてくることは明らかであります。

 そんな今だからこそ、私たちは新世紀の先駆者として明確なビジョンを打ち立て、立ち止まることなく、ひとつの方向に向かって突き進まなくてはなりません。

 今後10年間は、社団法人となみ青年会議所にとって重要な10年になると思います。21世紀最初の年に、これからの社団法人となみ青年会議所の方向性、そして砺波広域圏におけるまちづくりの機軸を考えねばなりません。

 これからの21世紀の「礎」を本年度メンバーひとりひとりが築き、現実から目をそらすことなくしっかりと受け止め、「明るい豊かな社会」に向けて進んでいける道標を示したいと思います。

 

 

メンバーの自己変革

 

 社会も経済も今、大変革の時代を迎えました。大変革期の今だからこそ、明るい豊かな社会を目指し、企業変革と社会変革の実現を目指していかなければなりません。

 まず私たち自身を変革し、自らできることを実践していく市民意識を持ちましょう。

 私たち青年会議所は、地域と子どもたちのために、自ら主役となり人と地域を創っていかなければならないのです。

 そのためにも、さらなる自己能力の向上を目指し、日々努力しなければなりません。

 また、私たちJayceeは青年経済人であります。私たちの企業が社会に貢献するためには、企業の第一目的である、企業活動を正しく行い利益を生み出す、ということができていなければなりません。

 私たちメンバーの企業は、その多くが中小企業および小規模事業者です。変革期の今こそ、柔軟にかつ迅速に対応できる私たちにチャンスがあるといえます。

 メンバーひとりひとりの能力の向上と、企業の発展の両立こそが、地域の発展、さらには社会貢献につながるものと考えます。

 

 

ふれあいの実践

 福祉事業を通じて社団法人となみ青年会議所がなすべき使命は、このとなみ野に「ふれあいの精神」を広げることにほかなりません。

 我々社団法人となみ青年会議所は、以前より各所の高齢者福祉施設や養護学校を訪問し、入所者・生徒たちとのふれあい事業を行ってまいりました。

 そのなかで養護学校の生徒たちは、ある年齢に達したとき学校を巣立ち自立していかなくてはなりません。しかし、現状では子供たちの自立の道は、かなり険しいように思われます。

 本年、福祉事業については、障害者の方々が自立するための「自助努力支援」を基本に進めていきたいと思います。

 私たちは青年経済人の集まりであります。経済人としての知識・経験を生かし、自立への道を障害者の方々と共に歩むことを通してふれあいを実践し、また「ふれあいの精神」を広げるという使命に対し、より近づくことができるのではないかと考えます。

 これらの活動は、となみ野に「ふれあいの精神」を広げると共に、メンバーひとりひとりのボランティア意識の向上につながると確信します。

 

 

スカイフェスとなみの変革

 

 スカイフェスとなみは、秋のとなみ野を彩る風物詩であり、永く地域の方々に親しまれてきた事業であります。

 昨年は10年という節目を迎えることができました。

 今後はこの事業をさらにより良いものとしていくため、ますます地域に根付いた、新たな体制づくりをしていきたいと思います。

 このすばらしい事業を、地域の方々に内側から肌で感じ、汗を流して体験していただき、メンバーと感動を共有することこそ、今後末永く続けていくために必要なことだと考えます。

 このスカイフェスとなみを、今年も全国に発信していきたいと思います。

 

 

となみ野の環境

 

 今、世界では環境問題について様々な議論がなされています。私たちの住んでいるとなみ野も例外ではありません。私たちの住環境も、刻一刻と変化してきているのです。

 本年は、これまで行ってきた環境に対する取り組みをもとに、視点を変え、自分たちのとなみ野を子どもたちと共に、目で見、耳で聴き、肌で感じて、今ある現状をいかにして良いものにして残していくかを考えていきたいと思います。

 また、環境問題はだれかひとりが考えればよいというものではありません。我々の取り組みを通じて、広く地域住民のみなさんにも考えていただけるようにしていきたいと思います。

 

 

ふるさとづくりとしての青少年育成

 

 明るい豊かなまちづくりを目指す青年会議所として、地域で育まれた青少年は貴重な財産です。

 この子供たちが、これからのとなみ野を創っていくには、子どもの頃の環境・体験が重要だと考えます。

 私たちもこの地域で学び、遊んだからこそこのとなみ野が大好きです。

 今年も子どもたちにスポーツを通して感動を与え、大人になってから故郷を思いだし考える一助にしていただきたいと思います。

 それが明日へのふるさとづくりにつながるものと考えます。

おわりに

 

 地方分権一括法の制定により今、地域主権が叫ばれています。国の規制緩和による権限委譲によって行政間での特色、サービスは変わってきます。

 高齢者に対してやさしい自治体、環境に配慮した自治体、いろいろな特色をもった自治体が現れてくるはずです。その中から住民が自治体を選ぶ時代が、もう其処までやってきています。

 今、地域の方々と共に考え、知恵を出し、住んでいる人たちが誇りに思える住み良いとなみ野を創ろうではありませんか。

 

 

   好奇心と情熱をもって

    メンバー一丸となって行動し

     そして

    共に感動を分かち合いましょう



社団法人となみ青年会議所

2001年度スローガン

 

 

基本方針

 

  1. 21世紀の社団法人となみ青年会議所の「礎」づくり
  2. メンバーひとりひとりの自己変革
  3. ふれあいの実践
  4. スカイフェスとなみの変革
  5. となみ野の環境の認識
  6. ふるさとづくりとしての青少年育成

 

事業方針

21世紀の社団法人となみ青年会議所の「礎」づくり

  1. 社団法人となみ青年会議所の2000年代運動指針(仮称)の策定
  2. 過去の事業の検証
  3. シニア・外部との意見交換

メンバーひとりひとりの自己変革

  1. 各種プログラム、講師委員会などを通しての、メンバーの自己変革
  2. 地域のリーダーとしてのJayceeづくり
  3. 企業人としての自己変革

ふれあいの実践

  1. 障害者の自立にむけた、「自助努力支援」
  2. 各種施設でのふれあい事業の継続実施

スカイフェスとなみの変革

  1. 新しい体制への取り組み
  2. 地域に根付いた事業への変革

となみ野の環境の認識

  1. 環境事業の実施
  2. 環境問題への取り組みを広く地域にアピール

ふるさとづくりとしての青少年育成

  1. スポーツを通じた、健全な青少年育成

地区褒賞へのエントリー

  1. となみJCを全国にアピール
  2. これまで行ってきた事業の意義・目的の再認識


2001年度(社)となみ青年会議所